どうということもない

どうということもないけど 忘れたくない

otogiの国より愛を込めて


どうも。サラリーマンが好きなamaneです。

ZENON/otogi、通算3回全公演観に行きました。

カルッツかわさきにて。あそこはもう少しするとテニミュがありますよね。てか、そんなでかい場所で公演できてしまうパワーがすごい。

ZENONというのは慶應のダンスサークル出身の方々の超大型ダンスプロジェクトです。2年に一回しかやらないししかも264名の社会人が携わったとのことで、このチャンス逃すまいと全公演バッチリ見納めてきました。


二回席天井→一階席右側真ん中→一階席左側前から12列目という座席で観たので、結構余すところなく観れたかなと思います。


最初の土曜と日曜1回目の2つは安定にボッチで見てたんですけど、3回目は勇気を出して左に友達を召喚することに成功し、ブツブツ感想を呟きながら見てました。(迷惑)

で、昨日の帰り道にも友達に大興奮しながら話したんですけど、私はサラリーマンが本当に好きなんですよ。突然ですみません。


昔から属性萌えなのもあるんですけど、もっと言えば単にサラリーマンなだけじゃなくて、他に何か普段抑圧された自我を曝け出す場所を持ってる人が好きなんです。趣味が爆発的なサラリーマンというか。

スーツ着て重いカバン持って硬い靴履いて出勤して、社員証首にかけておはようございまーすって言うんですよサラリーマンって生き物は。

抑圧、半端なくない???

めっちゃ動きに制約がかかるし、正直スーツで出勤とかダンスなり何かしらスポーツ的な動きの正反対に位置しませんか?


otogiはそんな人たちが土日なり夜なり集まって必死に編み出した公演な訳ですから、面白くないわけないですし、精神的にも物質的にも掛かってるものの差分が、大学生のダンスサークルとかと比べるとエゲツないんです。(大学生は大学生で超良いんですけどね)

クリエイティブがまず超かっこ良くて、赤と青がコンセプトカラーでめっちゃかわいいんですよ。パンフレットとか全3冊ももらっちゃったんですけどこれはお金払って追加でもらうやつじゃんと思いました。映像もやばいですし。ハイテクノロジーを余すことなく感じられます。

執念が伝わってくるんですよ。だって子供いっぱい来てるんですよ?!「ドデーン」とか「ズデーン」みたいなおっきな音で子供泣いちゃうんですよ?!子供がこんなに沢山いる現場(?)に来たのが生まれて初めてで、私もなんだかオギャりそうになりました。


お子さんいるのにハキハキ踊って友だちと話したり、公演には出てないけど沢山お子さん連れて来てるママさんが何人かいらっしゃって、スッゲェなと思いました。スッゲェ。社会を構成してる。老若男女本当に幅広い方が見に来てて、社会人が何かを賭してステージを作るってまじ尊いなと思いました。尊すぎる。


社会人って、ほかに守るものがいくつもあるんですよ!会社での地位、締め切り、給料、守秘義務、デスク周り、人間関係、家族、、、

やばいやばい、あんなに沢山踊ってる人たち全員に会社とか守るべきものが山ほどあって出社してるのがやばいって思いました。

えーだってあんなバキバキにダンスしてる人たちも夜が明けたら出社して社員証をピッとかざすんですよ?(さすがに今日は有給とったかもだけど、てか有給っていいよね、誰この響き考えたの)

もうやばい、社会人ダンサーの皆さんに社員証かざされるタイプの機械になりたい。自分、社員証かざされるタイプの機械に内定していいっすか?(ここで手を上げる)



以下、特に心が震えたナンバーの感想です。

見てないとわかんないと思うので、普段ブログ読んでる人はここからは読まなくても大丈夫です。


M5 蜘蛛の糸

はい、マジでかっこいい〜!今回一番好きでした。なので長いです。

笑っちゃうくらいかっこよかったです。蜘蛛の糸ね、芥川龍之介ですよ。けっこう穿ったチョイスじゃないですか?エグくない?てか皆さん蜘蛛の糸ちゃんと読んだことある??アラビアンナイトでふぇーい!いぇーい!ってやったあとにエッこの話なんだって思いました。カンダタのポジションがotogiに入り込んでしまった若手実業家で、そこもいいなぁと。なんかこう、良い地獄でしたね。地獄って超良いですよね。始まるタイミングが完璧なんですよ。数歩足を踏み入れた瞬間に、状況の異常さに気づく。「ヤバい場所にきた」と、観客も主人公も思ったその瞬間に襤褸の群れが動き始める。ダンサーの皆さんがあらゆる方向に首やら体を捻ったりして、出入りするんですけど、あーまじ良いなその入りハケの抜群のこだわりマジでかっこいいなと思いました。イラストでも文でも動きでもなんでもそうなんですけど、「怖い」って表現するの、めっちゃむずいじゃないですか。よーし!これは怖いぞ!と思って出したら笑われるとか。それって恐怖自体がすごく主観的な感情だから客観的に見れないってのが要因なのかなと思ってて。この曲のフリを作った人は、客観的にも主観的にも「恐怖」とか「狂気」を表現するのがすごく上手な人で、なおかつ、ダンサーの人たちも客がどれだけ恐れ慄けるのか考えながら、フリを消化していくのが抜群に上手い人達なのかなって思いました。マジかっこよかったです。

  


M6 憂鬱な職場

サラリーマンの曲!可愛かったです!

締め切り厳守とか貼ってあるホワイトボードがデデーンって出てきて、デスクもあってめちゃくちゃ「会社」なんですよね〜

メディア系の会社ですよねなんか。たぶん。ライターとカメラマンがいたので、新R25みたいなウェブメディアとかそんな感じなのかなと妄想しながら見てました。企画通んなくて病みツイするのとか、わかるなあと思いました。

ロックの動きにバインダー持ってたりメモ帳持ってたり細かくてめっちゃ面白かったです。

綿密な舞台構成が魅力的。小劇場っぽかったですね。


M7 "otogi" factory

超美人で性格良くて頭いいのにちょっと抜けてる最強の放研の先輩が携わってる曲です。

あっエレクトロスウィングでヴォーグとかヤバすぎてどうしようと思いました。あんな綺麗なお姉さんたちがピッカピカの服着てバッキバキに踊るなんて、自然と土下座したくなっていました。途中で早着替えがあったり、場面転換してでっかい扉と共にエレクトロスウィングの象徴みたいな真っ赤な服着た女の人とシルクハットのお兄さん出てきたときに「コレだよこれ!!!オタクがエレクトロスウィングに望んでるものはこれなんだヨォ!」と思いました。美しかったです。ちょっと狂気的なのもまた良いですよね。美は常に狂気から生まれるし、その逆もまた然りなんでしょうなあ。


M13  鬼ヶ島

推し、、、誰とは言いませんが私の推しの方がバリバリに携わった曲です、、、

radiotalkのインタビューとか聴いてると、本当仲良し〜ファンシ〜シルバニアファミリーなのかなって感じなのに共同で作ったらあんな踊りができてしまうの本当何って感じです、本当何?

普段「あーかわいい、シルバニアファミリーみたいだなぁ」と思ってた人が人殺しそうな顔でバキバキなダンスしてたらギャップで泣いちゃいませんか?

推しが「コンセプトは、鬼ヶ島だよ〜ん」って言ってたから、えーまじ?!桃太郎じゃん?!桃太郎似合いすぎでしょピンク好きだしお顔もかわいい感じだしきび団子作りてえ〜!と思ってたらぜんぜん違った。

敵の方だった。鬼の方だったんだね。鬼、めっちゃ似合ってたけど。般若って感じでした。全員まじで般若面被ってるみたいな顔しててバチクソ怖かったです。(褒めてる)

泣く子も黙るかっこよさでした。

ラスボスっていうよりは、ラスボスに入る前のめっちゃ長くて難しくてしかも怖い最終ステージに入った感じでしたね。悪魔城ドラキュラとか魔界村みたいな、鬼難しいアクションゲームかなと思いました。絶対あのフォメめっちゃむずいし緩急やばいし入りハケの忍者みたいな謎動き、とにかく「敵」って感じ。あとなんかこの曲は全体的に見ても総運動量がエグくて若いエネルギーをひしひしと感じました。(おばあちゃんなのか私は…?)



すみませんここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。物語のあらすじとか、書き足せるタイミングがあれば書き足したいと思います。お話は、「誰もが自分の物語の主人公」と言う終わり方をして、すごく綺麗にまとまって終わります。これは私も同じ意見なのですが、人間はずっとotogiの主人公なんじゃないかなとも思います。数千の御伽噺の主人公が自分の中にいて、状況をみて選んでるかんじ。わざわざ機械に入んなくても、私はずっとotogiの中にいるのかなと思います。


そんな感じで、このタイトルにしてみました。otogiの扉から出る気もないので、otogiの国から愛を込めて、この文章を送ります。



ではまた


amane

挿絵画家達の業は深い

 

漫画も好きですが、その系譜となったであろう1890〜1920年代の小説挿絵たちが本当に好きです。特に好きなのはビアズレーとニールセン。私は高校の頃にこの2人と出会ってしまい、完全に性癖を歪められました。どうしてくれるの、、?バルビエやらデュラックやら、日本なら竹久夢二とかいろいろあるんですが、今回はこの2人にフォーカスします。

 

オーブリー・ヴィンセント・ビアズリー(1872~1898)は、イギリスのイラストレーター、詩人、小説家。ヴィクトリア朝の世紀末美術を代表する存在。悪魔的な鋭さを持つ白黒のペン画で鬼才とうたわれたが、病弱ゆえに25歳で死去した。

(wikiより)

f:id:amane0117:20200113042051j:plain

そう。悪魔。彼の描く世界は魔の潜みし幻影。

オーブリービアズレーとオスカーワイルドは切っても切り離せないので、私はいつもサロメの話をする時ビアズレーの話をしてしまいます。まあそこに潜む2人の関係性とかそういうコンテクストも嫌いじゃないんですけど、やっぱり絵が単純に優勝してしまっていますよね。

 

本当に大好きなんですよ、ビアズレーのイラストレーション。高校で出会ってからずっと心酔しています。暗闇に煌々と光る艶かしさ。

f:id:amane0117:20200113042210j:plain

すごくたくさんの男性器や女性器のモチーフが出てくるんですが、それを探すのも楽しい。隠れミッキーみたいな感じです。隠れ…いや、ちょっと黙っとこうかな。このブログ、下ネタとかやってないんで。とにかくそれだけじゃなく、画面がかなりシンプルなのに対しとんでもない数のメタファーに満ち溢れてて、その計算性もビアズレーらしくて良いですよね。頭が良すぎるというか、今見ても新鮮さがあるのは恐ろしい。これを見て震撼した漫画家が日本にもたくさんいるわけですから。山岸涼子なんて特に色濃いですよね。彼女もシンプルな線でおどろおどろしくも美しい世界を如実に示す。妖精王が本当にオーブリービアズレーの構図まんまのところとかありますよ。あのほら井氷鹿(いひか)の振り向くシーンとか。(山岸オタならわかるよ)。パタリロ魔夜峰央なんかもビアズレーに影響を受けたと言います。バンコランとマライヒなんてまんま。ビアズレー作品そのまんまです。フェティッシュなその関係性といい、うーん、罪深いな、、、何人の女を道連れにしたのだろうか。てかビアズレーのせいで腐女子とか夢女子になった奴絶対1900当時もいたでしょ。私わかるからな、女の性分ってずっと変わってないの。だってシェイクスピア全盛の初期近代ですら美少年マニアの女性が美少年演劇に全通してログ書いてた証拠残ってるくらいなんだから。ジャニーズJr.の世界じゃんそんなん!ッハァ…ッハァー?

 

言うてますけども。

冷静になろう。

嗚呼ビアズレーの描くその世界に一度ですらいけたことがあるだろうか。否、無いのである。

世界観に入りたいかと言われると、微妙だろうか?幸福とはまた違った諧謔的な世界がそこにある。

f:id:amane0117:20200113042238j:plain

この毛の生えたテーブルの支柱とかグロすぎる。好きですけど。

 

サロメになろうと思えば思うほど私はサロメとは正反対の女に近づいてしまった気がする。高校生くらいまではビアズレーのイラストレーションのように銀の皿に乗ったヨカナーンの血塗れの頭に口付けしたい、とそう思っていたのですが、最近はカイニールセンの世界でボブカットの美しく細い庭師とダンスを踊るのも快いかなと思っています。なんか首とか切ったら断面ゴリゴリしてそうでやだし。いくら好きな人でも断面見るのはキツくない?だからなんかあのほら、エッチな漫画とかでよくあるあの断面見せるやつとか、個人的には好きじゃないんですよね。見えたところで何なんだ?それは空想じゃん実際に見たか?本気で輪切りにしてみた?ってなっちゃう、あれ、なんの話だ?

 

話を戻しまーーーーす!

打って変わって、カイニールセンの話をしましょう。全く毛色が変わりますよ、本当にいい絵を描くんです。美しくて可愛らしくて、おとぎ話の世界。出てくる人間みんな綺麗。背景も綺麗。でもたまに、怖い。

 

カイ・ニールセン(1886-1957)は、コペンハーゲン出身。デンマークイラストレーター。絢爛豪華なイラストと彩色を特徴としており、19世紀後半から1930年頃のイギリスを中心とした挿絵の黄金期である「挿絵の黄金時代」に活躍した1人。

f:id:amane0117:20200113041124j:plain

 

なんかこれ、、、ディズニーっぽいですよね?ディズニーっぽくない?そう、彼は実は、ディズニーなんです。

 

実はこの方、本業の挿絵が下火になり渡米され、アメリカでディズニー社の依頼を受けてファンタジアなどの作品に参戦されていました。人魚姫をやろうと言う計画もあり、彼は1941年にコンセプトアートを描いたのですが、没に。なんやかんやがありました。

白雪姫の美術担当だったグスタフテングレンなど、北欧出身の挿絵画家はディズニー作品黎明期と関連が強い。女の子の憧れの世界に最も近い人々でした。

f:id:amane0117:20200113041146j:plain

この王子様然とした人間、実は庭師なんですよ?やばくない?12人の踊るお姫様っていう童話の中のワンシーンです。美しいなぁ。薔薇とか摘んでほしいよね?しかも終盤は彼自身が選んだ1人のお姫様と踊ります。お姫様のドレスも可愛すぎる。こんなにたっぷりとしたドレープにここまで大胆に柄を入れて、しかも少し和服っぽい!

お話の流れは説明する体力がないので検索してね!

f:id:amane0117:20200113041236j:plain

 

いやーんかっこいい。かわいいし。最高。この豪華絢爛な背景の宝飾とか、大胆なヘッドドレスの構成とかよく思い浮かぶなと思いませんか?背景の仄暗さは夜明け前の闇を、前景になるにつれてどんどん色が明るくなっていくのに、庭師のマイケルだけ真っ黒。襟元にはフリル。細い足に履かせてある黒い靴までのラインの美しさと言ったらありません。私金髪ボブの細い美しい男の人とかもう神だと思う、、神の産みし存在?風と木の詩ギムナジウム万歳、、トーマの心臓でも見たし、、何よりもリオフォーティアくんか、、、

おそらく我々の大好きな金髪美青年という概念もこのカイニールセン無くしてはここまで盛り上がらなかったと思うんですよね、、、いやはや

 

ビアズレーがおどろおどろしく艶かしい世界観だとすれば、ニールセンはきらびやかだけどどこか寂しく、厳しい面もあるという童話挿絵ならではの世界観でしょう。ということでみなさんぜひ検索してみてくださいねー!

 

ではまた

 

amane

トゥインキー食べたことある?


「助けて」「むりしぬたすけて」


ラインが残ってる。これは一昨年の9月かな。

私は君のこと助けられたのかなぁ。

答えはノーだと思うのよ。

助けなきゃ!私しかいないんだ!って。

そう思ってた。

朝の4時、私は呼ばれたら必ずタクシーに乗りこんだし、君のために使うお金は羽のように軽く舞い上がった。日々の寝不足と飲酒、ピルの副作用で完全に私の身体は狂い、軽い鬱状態で毎日電車でポロポロと涙をこぼした。立ってる時も、座ってる時も、歩いてる時も、ほっとくと自然に涙がスーッと溢れた。だから毎日ティッシュをたくさん持ち歩いていた。寝顔を見て何度も泣いた。

泣いて泣いて私が苦しむたび、でもこの頑張りで、この一瞬のおかげで君を助けられてるんじゃないかってそんな気がしていた。


ウケる〜


何から助けたかったんだろうか?

君は何から助かりたかったのかな?


今思うと、エゴだったんだと思うの


君はいつでも何かから助けられたがってた

いつだってそうなの

そして私は君そんなの言葉を借りて作ったパズルで遊んでいたに過ぎなかったんだね。


愛かなんなのかはよくわかんない

だけど、もっと確実なのは嗜好していたこと

君のことも、わたしの自己犠牲も、かけたお金も時間も空間も飲んだものも何もかも全てを圧倒的に嗜好していた しゃぶり尽くしていたの!


一度食べたらやめられないお菓子みたいに


わたし海外のスポンジケーキのお菓子の、

トゥインキーが大好きなんだけど、

ゾンビランドにでてくるやつだよ?見た?


あの状況はトゥインキーだったんだと思う


真っ白なクリームが入った黄金色のケーキ

甘くて幸せな気持ちにしてくれる魔性のヤツ

二口で食べれちゃうんだけど、10個入りのパッケージだと胸焼けが酷くて食べ切れないの。明日に残しておこ、ってなっちゃう。


トゥインキー揚げてお昼ご飯にしちゃうアメリカ人もいるみたいだけど、私はちょっとパスかなぁ。


でも、恋愛っていつだってトゥインキーみたいに甘くてトロッとしてて、一口あたり145キロカロリーなんだって、そう思わない?


小林尊はトゥインキー、1分間に14個も食べれるみたいだけど、いくらなんでも暴力的数字よね。私だったら吐いちゃうかも。

トゥインキーは食べれる量が限られてるんだから、大事に食べないと、小林尊とかゾンビランドタラハシーに食べられちゃうかも!気をつけたいな〜


薄いラッピングを優しく剥がす瞬間、脳の中がでろでろに溶けてなくなっちゃうので、皆さんもトゥインキーには要注意!


新年あけましておめでとうございまーす


ではまた!


amane


イタい私とミスiD


「イタいことすんのもうやめて」

と、色々な人に言われてきました。

そうです。私はイタい人間だと思います。

これは開き直りでもあり、自分を認めることでもあり。しかし私はやっと、自分の苦しみにケリを付けられたなと思っているんです。


ミスiDは、私にそのきっかけをくれた。

このオーディションに応募するまで、私は中途半端にイタい女でした。自分のやりたいことを前面に押し出したくて堪らなくて、今にも爆発しそうだった。それなのにありもしない周りのしがらみを勝手に自分で作り出して、「こんな理由でやりたいことがやりたくても、できないんだよねぇ。」なんて自分語りをしては酔って、そんな自分が気持ち悪くて、自己嫌悪して。何も生み出さなかった。何も生み出さない中途半端でイタい女というのは、最悪である。だったら、心ゆくまでイタいに徹した方がいい!大学4年なんてそれが出来る最後の年かもしれない、やり切らなければ後悔する。とにかく、できることはなんでもやろうと思った。

そこで意を決して応募したミス慶應はダブルコンボ落ち。(しかも片方は「面接します」と言われたのに、やっぱこっちで勝手にファイナリスト決めたから面接しないわと運営に言われるオマケ付き!)

ついでにバイトと就活にはとことん追い詰められ、日記にはずっとボールペンでギャリギャリと大きな丸を重ねて書いていた。サークルも行けない、ずっと好きな人には振られた。(というか気づいたら彼女が出来ていたのだ、何?)

ここで、早くも際限のないストレスでメンタルが崩れ気味になる。帯電したこのストレスを痛々しく過激に発散させる場所がないと、表現する場所がないと、壊れてしまうかもしれなかった。この崩れた私を受け入れる凄まじく大きな壺が欲しい、こんなにもイタい、この私を受け入れろ!


インターネットの波間から、とあるホームページに辿り着き、文言を読んだ瞬間、ビリビリと背筋に電流が走った。それがミスiDだった。


指を動かして、1954文字の文を書いた。


2019年の5月。私は、意を決して(意を決するpart2) 奇っ怪な文章とアナウンサー就活で使ったキメッキメの写真を詰め合わせ、ミスiD2020に応募した。


結果は6/11にきた。3500人もの中から選び出されたことに驚きながらも、実は心の中では「だよな」と思っていた。今読んでも、私のエントリー文章は、一触即発、切り込みを入れたらブシャッと何か得体の知れない液体が噴き出しそうな、謎の不穏さや、不満、苦しさが前面に押し出されている。それに反して写真は軽やかなスマイルで、とても幸せそうなのだ。そのギャップに気が惹かれるような構成になっている。こういったところは実に天才的で、自分の才覚を感じる所だ。(今日は出血大サービスで、自分を褒めちゃいますよ〜)


セミファイナリストのカメラテストは初日だった。何に出会うか恐かった。何に出会うか恐かったのですが、そこにいたのはでかいチョボモンだったので最高でした。胃下舌は隣の席で、つげ義春の話したよねえ、懐かしいな。ユウちゃんは審査員かと思った。ケーキwithユウちゃん、かわいかったな。あーあと、カメラテスト中に髪の毛を剃り始めた子がいて、そんなことで審査員に覚えてもらうなんて、なんかチゲェなと思った。私はカメラテストでは冗長な朗読をして、なんだこいつみたいな目で見られたし、長すぎて動画でもそのシーンは巻かれてる。私のカメラテストで重要なのは確実に質疑応答だった。審査員の方に、私がつい先日、椎木里佳さんとまぁまぁ炎上した件について、触れていただけたからだ。私は苦手な人のことが本当に苦手なので、絶対に彼女を塾生代表にしたくない一心で、彼女の一年の時の授業態度を告発してしまった。

(後から聞いた話ですが、椎木さん、三年からは超いい子になったみたいですね。いいことですね!)それについて面白おかしくお話をすることができて、残れたのかなと思いました。


そこからファイナリスト選出まではまぁまぁ長い時間があって、夏休みは丸々審査期間でしたね。放研の合宿あったりゼミの合宿あったりバイトしたりして、しかもなんか丸々2ヶ月くらい熱止まんなくてゼェゼェ言いながら、、、自撮りをしてました。自撮りを上げる女は嫌いだ!みたいなことを言って生きてきたので、自分は審査期間に自撮りをあげたら負けだと思ってたのですが、どうせ痛いんだ何したってかわらんくそ!と思いほぼ毎日上げようと努力しました。今では自撮りなんてもう友達みたいな存在です。なぜなら自撮りもまた特別な存在だからです。(ここでヴェルタースオリジナルを掲げる)


セミファイナリストの部屋」というイベントでは初めてひろしにあって、本作り手伝ってもらったり、えりかこと写真撮ったり、りりこさんと配属の話したり、、。「あつまって話す阿佐ヶ谷」は最高だったなぁ。きらりんとΔゆらと胃下舌とカオちゃん、ひろし、ゆめちゃん、わたし、、優しくてゆるくて楽しい空間。訳のわからない場所にあるのに、阿佐ヶ谷ならではの面白さが詰まった空間。


「多様性なんてこんなもんだ」もたのしかったなぁ。洋梨、ちゃんと振り覚えきれてなくてごめんな。でも、うあはげ踊りたかったから超嬉しかった、ありがとう!もえにゃんさんとヤバいV系の話したの楽しかったなぁ。えりかちゃんは賢くて謙虚でなぁ、、細くて細くて、、卒業式で抱きしめた感覚、忘れられぬ。はなみちゃんもモモちゃんと、もっと話したかったな!(モモちゃんはいつも渋谷で平面の姿と会ってるけど)

あっ今気づいた、なんか趣旨ずれてる!イベントも沢山出していただき。大変だったけど楽しかったです。


最終面接は後夜祭でも言った通りド滑りしたからもう話さないし!気が向いたら話す!!!


卒業式では「今日もあしたも明後日も私はこんな自分が好き」と言いましたが、それも私が今までイタいと思って言ってこなかった言葉です。なんか青春臭くてキモいけど。痛くても肯定しようと踏ん切りをつけるための、最後の一歩でした。最終面接では一ます戻ってしまったので。後夜祭はさらに踏み出したもう一歩。

「ダークサイドポムポムプリン」決まってたでしょ?


「地下アイドルみたい」って敬遠してた言葉でしたが、今となっては私からすると誉め言葉です。皆んなのアイドルへの思いとか、実際地下アイドルやってる人と関わることで、認識がどんどん変わっていった。アイドル目指すなんてイタいことすんのやめてと言う人がいたが、アイドル目指すのはイタくも何ともないよなと思います。正統じゃん。真っ直ぐで綺麗な感情だ。アイドルも最高。だけどもっともーっとトゲのあることがしたい。それってなんだろう。まだまだ人生模索中、就職したって色々やる。諦めないぞ、私の人生。22の若さで女、まあまあの顔の人間、だからこそ、何かしないと気が済まない。

だって汚いおじさんが急に私になったら結構嬉しいんじゃないかなと思うし。これは若さと未経験ゆえの傲慢だと思うけど、全然今はこれが真だと思ってる。


改めて思うと、2019年、私にとって本当に苦しみの年でした。もう一度味わいたい快哉と、もう二度と味わいたくない辛苦とを、沢山経験しました。だけどこの経験を経て、私は自分のイタさに箔が付いたと思ってる。とことん極めてやる。

いくらでも嘲笑ってほしい。気持ち悪い、なにこいつ、まだこんなことしてんの?22にもなって恥ずかしくないの?って、ずっと思っててください。ただ、寂しくてたまらないので、忘れないでください。  

「そんな人もいたね」って。小さく口を歪めて、それだけでいいので。


何年もして随分と老けた私は、この文章を見たらせせら笑うだろうか、痛いやつ苦しいやつ、寒いやつと言うのだろうか?

頼むからそれだけはやめてね。


ではまた。

amane

存在していたが存在しない彼女と私


「久しぶりー!Twitterのアカウント作ってみた、よろしくね!」とリプライが来て、見てみれば同じテニスサークルに一時期所属していた女の子が、新しくアカウントを作ったようだった。

へえ、もう何年も会ってないのに、、ずいぶんと律儀なもんだな、、しかもなんで私、、と思ったが、久しく会っていない子が自分のことを覚えているというのは存外に嬉しく。私も「久しぶりだね、よろしく〜!」とリプライを返した。韓国行きたいというツイートに突然彼女も一緒に行きたいというリプライがきたりして、えぇっ、すごい距離の詰め方だなと辟易した。


それから突如として彼女からTwitterでDMがきて、他愛もない話をすこしした後に、「留学先でラインは使えないから、メールアドレスを教えてほしい」と言われ、「はぁー、そんなこともあるんだ。まあ教えとくか。」と思い、自分のメールアドレスを送った。どうやら、留学先は日本語を使う機会が少ないから日本語で話したいみたいなことを言っていた。私は思考が浅いので、そこでなるほどなー!と思ってしまった。冷静になってみると、DMできるのにメールアドレス聞いてくるのはおかしい。

下記が、存在しない彼女のアカウントとのやりとりだ。彼女がアカウントの削除をした、もしくは送信取り消ししためか、私の文章しか残っていない。

f:id:amane0117:20191206153443j:plain

この後私はメールアドレスを教えた。

しばらくすると彼女らしき人間からメールが届き、一緒に登録するから写真が欲しいと言われたので、自撮りの写真も送った。最初は画質が悪かったので、もっと画質が良いものをおくるように言われた。はぁ、まぁいっかと思い画質の良いものを再送。


そしてDMで、日本語で話したいから電話してもいい?ときた。電話番号はちょっとなぁ、と思っていたら、Instagramでも電話ができるとのことだったので、じゃあまあいいかと思いInstagramで電話をかけてもらうことにした。しばらくして、Instagramからビデオ電話のようなものがかかってきて、彼女の姿は特に見えなかったが、私はビデオをつけながらぽつぽつと三田祭が近くて〜とか、最近のことについて話した。

彼女の近況は大変そうだった。アメリカに留学していて、学校の課題がすごい量でつらいとか、差別もまだあるし、いいことと悪いことは半々かな、みたいなことを、つらつらと述べられた。本当に相談するテンションだったので、私も結構真摯に聞いてたと思う。「あー、なんかわかるかもなぁ。私の母も高校アメリカにずっといて、同じようなことを言ってたよ」と返したことを覚えている。

まあまあの時間話した。1時間半くらいだろうか?その間、特に何か怪しいなと思ったことはなかった。時間を聞くと即座に向こうの時間を答えてきたし、なんとなく記憶にある彼女の声より、少し声の高い女の子の声だったが、ハキハキとよく話し、就活の相談なんかもした。最後の方は話題がなくなってきて、眠かったのもあって私からそろそろ寝るね〜と言って切った。

皆さんこのブログを読んでる方はなんとなくお分かりだと思うが、私は人付き合いが苦手で、さらにいうと女の子の友達とラインしたり、ましてや電話することがほとんどない。だから、この経験は割と貴重な経験だった。こんなやつでも久々に友達から興味を持ってもらえたのは、なんとなくうれしいなあ、ほっこりしちまうなとなっていた。今考えると本当に馬鹿である。こういう私みたいな奴が、優しくしてくれた人にまんまと騙されたり、詐欺に遭うんだと思う。


結論を言うと、彼女は存在しなかった。


いや、彼女のフリをした、誰か他の人間。

それも女の子か男の子かわからなかったのだ。

声の主は確実に女の子だったと思うし、絵文字の選び方もかなり女の子寄りではあったので、私は彼女のふりをした人物は女の子なのではないかと踏んでいる。


「勝手になりきられて、Twitterも作られて、いろんな子にDMして、電話番号とか聞いてたらしい!これ、私じゃないよって伝えたくて…」と、先日、当人からまさかの連絡が来たのだ。あの日以来、何度か電話を打診されていたが、時間が悪かったりして、2回ほど断っていた。その連絡が来る前の日も、電話しようと言われて、instagram、使えなくなったから友達のアカウントから電話してもいい?と聞かれて、そんなわけあるかーい!!これは本人ではないな、という疑念が78%ほどに膨れ上がっていた。しかし残りの22%は? そう、信じていたのだ。

私だけではなく、他の女の子にもDM送っていたのか、とちょっと落胆するほどには、なりきり犯に絆されていた。


しかしなぜ?なぜ彼女はそんなことをしたのだろうか。

彼女は電話で、あまねは細いし羨ましい、最近の動画見たよ、Twitterに載ってたやつ。と仮装していた時の私のダンス動画に触れて、かなり繊細げな様子で私はすぐ太っちゃうから…と述べるので、私の警戒心は溶けて揺れた。

もともと私は彼女のことをほとんど知らなかったし、SNSでしか見かけなかったので、彼女は堂々としていて素敵な人だなと考えていた。そこからそんな風に悩ましげな告白をされると、そんな一面も持っているのか…と絆されてしまった。

それは存在しない彼女自身の本当の悩みだったのだとしたら、私はいつでも相談に乗るし、純粋に褒めてくれたのがとても嬉しかったから、誰かのふりをしてしまったことなんて気にせず、私にいつでも話しかけにきてほしいと、そう思っているのだけれど。この想いが、本当の姿のあなたに届くことなんてあるのだろうか。

ここはあなたの見える場所なのだろうか。

見えるのはいいことなのだろうか。

見えないのは悪いことなのだろうか。

冬の寒い風が、空いた心の隙間に響く。

つまり、私はあなたが存在しなかったという事実が、寂しくて仕方ないんだと思う。


だめだ、エモい感じで締めようとしたけど、メールアドレスと写真ぶんどられてるし、安心はできません。皆さんも騙されないように気をつけて生きていきましょうね、これはマジ。


ではまた


amane

ダンスが苦手な話と、NAVIへの感謝


最後の三田祭が終わってしまいました。もうあのステージに立つことはないだろうと思います。こんなダンスのド下手くそな私をステージに上がらせてくれて、NAVIの皆さんには本当に感謝してもしきれません。あー、もっと練習すればよかったなぁ。沢山迷惑かけてすみません、あの子の「四年生なのにキャパわかってない」っていうコメント見た時、本当だよなと思いました。でも最後の年だから挑戦したかったんだと思います。付き合わせてしまって本当ごめんね。


苦手なんです、ダンス。中学の頃、ダンスが必修になった時は「終わった」と思いました。中1の時、6人チームになって当時流行だったAKBをやることになったのですが、私のダンスが下手すぎて、リーダーの子にはいつも笑われてキモいと言われ、私以外のメンバーも私が動くたびにせせら笑いをして、体育の時間が永遠に終わらないんじゃないかと錯覚さえしました。小体育館のすえた匂いと生温い日差しが今でも思い出されます。青春という皮をかぶった地獄。

体育祭で好きな先輩が応援団だからという理由で応援団になって。その時は少女時代を踊ることになって死ぬかと思いました。応援する団じゃねーのかここは、え、お、踊るんか…?好きな先輩が嬉々として少女時代を踊ってるのを見るのは眼福でしたが、一人だけガン浮き、居残り練習みたいな感じでやはりしんどかったです。


私たちの学校の演劇部は少し特殊で、ダンスもします。しかもなんかかわいいやつ。ミュージカルとかそういうのじゃなくて、オープニングアクトとしてperfumeとかやってました。これもできんかった。なぜリズムに合わせて手と足が交互に動かせるのか、はてなが止まりませんでした。「わからない、諦めよう」のモードになるとダンスって本当ダメで、一切の進捗が生まれなくなる。もちろん、わざわざ時間を割いて私のためにみんなで教えてくれるのは本当に嬉しいし、ちゃんとしなきゃと思う。でもそれもまたしんどいし、身体は思うように動かないしで、中高とダンスで成功した記憶が本当になかったんです。サークルでもダンスはしたくないな、自分の得意なことを生かそうと思ってました。


しかし私が高3の時NAVIができたばっかで、その頃KPOPにありえんハマってたので、踊る要員以外ならできるかもと思い、受かったら絶対入ろうと思ってました。ただ、もう1つ絶対入ろうとしてたサークルで放送研究会っていうやばい場所があり、そこの拘束加減がエグく、3年までは練習まともにいけなそうなので入れませんでした。(実は2年時にNAVIのdmに入りたいと送っていた)てかなんなら、3年なって入るのもアレだなと思ってもう入らずに終わろうかなと思ってました。踊る人として入るわけじゃないし諦めようと思って、3年の新歓期間もう一個入ってたテニサーの勧誘をサボり、ぼーっと本を読んでたら

「こんな所で新歓期間に本を読むとかお前絶対面白いやつだろ、よし、NAVIに入れ!」と金髪の細長い人にすごい勢いで言われて、運命の歯車の存在をにわかに信じてしまいました。

でもダンス苦手なんで踊りたくないですって散々言ってんのに体験会来させられて、(本当このくらいの強制力ないと入んなかったと思います)KARAのSTEPをあつしくんに教わるのですがまじで身体が動かずやっぱ入るのやめようかなと7回くらい思ったのですが、まあ入って衣装とかの係になるとかでもいいかなと思ってとりあえず入りました。そしたらfromis9踊ることになってて「ギェーッこの曲好きだけど踊りたぐないょぉぉ」となったのですが、ジタバタしてても新入生発表会本番が来て、意外と楽しかったのでまだこのサークルにいようかなと思ったんですよね。それから1年半くらい経ちましたけど、自分なりにダンスというか、音に合わせて動けるレベルにはなったかなと思います。本当教えてくれたみんなありがとう、、、、!


NAVIは不思議なサークルです。色んな個性を来るもの拒まず去るもの追わずで受け入れて、厳しさや険しさがあまり無い。国際色が豊かだけど、それをブイブイ言わしてる人もいない。のびのびとした場所です。ハマる人は本当うまくハマる環境だと思います。私なんて3年から入った扱いにくい人間なのに、みんな優しくしてくれて、しかも期が下なのに敬語使ってくれる子までいて、(というか大多数敬語だよねなんか本当ごめん)なんなんだこのホスピタリティー、ハートフルな雰囲気は、、、と思いました。あまね様ってなに、、なんなん様って呼び方、、放研じゃ考えられないですこの扱い。放研ではまじで煙たがられて生きてきたんで、NAVIめっちゃいい所だなと思います。(((放送研究会もいい所だけどね)))ただ、できてからまだまだ年数が浅いのもあるけど、幹部たちは本当に大変そうでした。お疲れ様だったね。ありがとうございました。


それでは最後のMCで言った言葉で締めたいと思います。


こんなに表現力があってダンスの上手くて、ケーポップへの愛溢れる人たちと一緒にステージを作ることができて本当に良かったと思ってます。NAVI、大好きです。皆さんもこれからぜひNAVIを応援してください。


ではまた。


amane

三田祭準備日に思うあれこれ


光り続けるオパールのようなこの瞬間たちを、私はどれだけ覚えていられるだろうか。


眠さに目を擦りながら耐える朝日も、一歩踏み締めるだけで悲鳴を上げる脚も、今日から始まるいくつものステージへと集約されていく。


部屋に積み上がった書類の数々。びっしりスケジュールに入った「三田祭係」の文字。去年の10月3日、このグループにポンと入った時は、自分がサークルでこんな存在になると思ってませんでした。全体練で叫んだりとか、ファンカム撮り続けるオタクさらけだすとか、考えられなかった。


てか正直に言うと、4年になったら辞めてるかもなと思ってました。3年の時はあんまり曲数出なかったし、友達も少なかったし、3年なのに4期っていう立ち位置の難しさにめっちゃ辟易してて周りも同じかそれ以上に辟易してて。全体練とか、いても気づかれない。ダンスも自信なくて下手で。(いや今でも下手ですが)本当に存在感薄くて、馴染めなかった、というか、馴染む努力をしていなかったんですね。


しかしそんな私が、ここまで色んなとても偉い(とても偉い!)幹部の子達と気兼ねなく関われるようになったのは、自分がしてきた三田祭係の仕事のおかげだろうなと思います。これやってるなら、まぁちょっとはこのサークルに貢献できてるのかなという、自信につながったのかもしれません。えっ、ハァ?就活のESっぽすぎてなんかやだなこの文章。うーん。しんど。


またしても正直に言うと、一人で抱え込み芸人の私は5〜7月の段階で本当しんどくてですね。なんで就活生の私がこんなことしなきゃいけないんだとか、最近はまぁ仕事振るの下手くそで自己嫌悪になるとか、馬鹿なりにいろいろ考えたり悩んだりしてきました。

今思うと一番よく泣いて苦しんだのはメインステージを土日にできなかったことかなと思いました。毎日泣いてましたね。まじであの辺は延々と泣いてた。どうにもならなさすぎて、でも悔しくて、三田実に毎日嘆願電話をしていたのです。なんだかその甲斐あってなのかわかりませんが、「時間制企画で、教室を南校舎ホールか西校舎ホールにするとか‥」とボソッと言ってもらえて、「なんすかそれ!アツい!」と食いついたのが、今年三田祭でナビが西校舎ホールを使うことになった経緯です。(とてもざっくりとしたまとめ方)


しかし、そんな経緯とかもうどうでも良くなるくらい、全員が作ってきたステージがお披露目されるのが楽しみで仕方ありません。やばいかんなまじで。今の今まで、不安の方がずっと大きくて、できんのかなこれとか、いや46曲って曲数バグってるでしょとか、なんか、西校舎ホール取ってきたはいいけど自分がそんな交渉をしたのは間違ってたのかなとか。

めっちゃ考えました。時折ふと怖くなって、部屋で膝をついて泣いたこともあります。(そう、泣き虫なのである。)

だけど、ここ数日でなんとかなるしなんとかするし、曲のそれぞれに輝きが生まれたなと実感したので、なんか勝手に安心しています。宝石箱のようなステージになってると思います。えっこんな偉そうなコメントを…?!私は誰なんだ…?まじ平部員ですが、平部員なりによくよく考えても、本当にいいステージ達なんです。本気なんです皆。めっちゃいいぞ。うん、めっちゃいい。


と言うことで宣伝を挟みます!!!!!!


みんなきてね!!!!!!差入熱烈歓迎!!


三田祭2019 STAN NAVI


21日メインステージ

16:05〜17:00


22日西校舎ホール

11:00〜14:00 第一部

14:30〜17:00 第二部


23日ミニステ

10:00〜11:30 


23は演舞場、24は後夜祭もあるよ!


よっしゃぁ!では!会場でまた!!!


amane