どうということもない

どうということもないけど 忘れたくない

イタい私とミスiD


「イタいことすんのもうやめて」

と、色々な人に言われてきました。

そうです。私はイタい人間だと思います。

これは開き直りでもあり、自分を認めることでもあり。しかし私はやっと、自分の苦しみにケリを付けられたなと思っているんです。


ミスiDは、私にそのきっかけをくれた。

このオーディションに応募するまで、私は中途半端にイタい女でした。自分のやりたいことを前面に押し出したくて堪らなくて、今にも爆発しそうだった。それなのにありもしない周りのしがらみを勝手に自分で作り出して、「こんな理由でやりたいことがやりたくても、できないんだよねぇ。」なんて自分語りをしては酔って、そんな自分が気持ち悪くて、自己嫌悪して。何も生み出さなかった。何も生み出さない中途半端でイタい女というのは、最悪である。だったら、心ゆくまでイタいに徹した方がいい!大学4年なんてそれが出来る最後の年かもしれない、やり切らなければ後悔する。とにかく、できることはなんでもやろうと思った。

そこで意を決して応募したミス慶應はダブルコンボ落ち。(しかも片方は「面接します」と言われたのに、やっぱこっちで勝手にファイナリスト決めたから面接しないわと運営に言われるオマケ付き!)

ついでにバイトと就活にはとことん追い詰められ、日記にはずっとボールペンでギャリギャリと大きな丸を重ねて書いていた。サークルも行けない、ずっと好きな人には振られた。(というか気づいたら彼女が出来ていたのだ、何?)

ここで、早くも際限のないストレスでメンタルが崩れ気味になる。帯電したこのストレスを痛々しく過激に発散させる場所がないと、表現する場所がないと、壊れてしまうかもしれなかった。この崩れた私を受け入れる凄まじく大きな壺が欲しい、こんなにもイタい、この私を受け入れろ!


インターネットの波間から、とあるホームページに辿り着き、文言を読んだ瞬間、ビリビリと背筋に電流が走った。それがミスiDだった。


指を動かして、1954文字の文を書いた。


2019年の5月。私は、意を決して(意を決するpart2) 奇っ怪な文章とアナウンサー就活で使ったキメッキメの写真を詰め合わせ、ミスiD2020に応募した。


結果は6/11にきた。3500人もの中から選び出されたことに驚きながらも、実は心の中では「だよな」と思っていた。今読んでも、私のエントリー文章は、一触即発、切り込みを入れたらブシャッと何か得体の知れない液体が噴き出しそうな、謎の不穏さや、不満、苦しさが前面に押し出されている。それに反して写真は軽やかなスマイルで、とても幸せそうなのだ。そのギャップに気が惹かれるような構成になっている。こういったところは実に天才的で、自分の才覚を感じる所だ。(今日は出血大サービスで、自分を褒めちゃいますよ〜)


セミファイナリストのカメラテストは初日だった。何に出会うか恐かった。何に出会うか恐かったのですが、そこにいたのはでかいチョボモンだったので最高でした。胃下舌は隣の席で、つげ義春の話したよねえ、懐かしいな。ユウちゃんは審査員かと思った。ケーキwithユウちゃん、かわいかったな。あーあと、カメラテスト中に髪の毛を剃り始めた子がいて、そんなことで審査員に覚えてもらうなんて、なんかチゲェなと思った。私はカメラテストでは冗長な朗読をして、なんだこいつみたいな目で見られたし、長すぎて動画でもそのシーンは巻かれてる。私のカメラテストで重要なのは確実に質疑応答だった。審査員の方に、私がつい先日、椎木里佳さんとまぁまぁ炎上した件について、触れていただけたからだ。私は苦手な人のことが本当に苦手なので、絶対に彼女を塾生代表にしたくない一心で、彼女の一年の時の授業態度を告発してしまった。

(後から聞いた話ですが、椎木さん、三年からは超いい子になったみたいですね。いいことですね!)それについて面白おかしくお話をすることができて、残れたのかなと思いました。


そこからファイナリスト選出まではまぁまぁ長い時間があって、夏休みは丸々審査期間でしたね。放研の合宿あったりゼミの合宿あったりバイトしたりして、しかもなんか丸々2ヶ月くらい熱止まんなくてゼェゼェ言いながら、、、自撮りをしてました。自撮りを上げる女は嫌いだ!みたいなことを言って生きてきたので、自分は審査期間に自撮りをあげたら負けだと思ってたのですが、どうせ痛いんだ何したってかわらんくそ!と思いほぼ毎日上げようと努力しました。今では自撮りなんてもう友達みたいな存在です。なぜなら自撮りもまた特別な存在だからです。(ここでヴェルタースオリジナルを掲げる)


セミファイナリストの部屋」というイベントでは初めてひろしにあって、本作り手伝ってもらったり、えりかこと写真撮ったり、りりこさんと配属の話したり、、。「あつまって話す阿佐ヶ谷」は最高だったなぁ。きらりんとΔゆらと胃下舌とカオちゃん、ひろし、ゆめちゃん、わたし、、優しくてゆるくて楽しい空間。訳のわからない場所にあるのに、阿佐ヶ谷ならではの面白さが詰まった空間。


「多様性なんてこんなもんだ」もたのしかったなぁ。洋梨、ちゃんと振り覚えきれてなくてごめんな。でも、うあはげ踊りたかったから超嬉しかった、ありがとう!もえにゃんさんとヤバいV系の話したの楽しかったなぁ。えりかちゃんは賢くて謙虚でなぁ、、細くて細くて、、卒業式で抱きしめた感覚、忘れられぬ。はなみちゃんもモモちゃんと、もっと話したかったな!(モモちゃんはいつも渋谷で平面の姿と会ってるけど)

あっ今気づいた、なんか趣旨ずれてる!イベントも沢山出していただき。大変だったけど楽しかったです。


最終面接は後夜祭でも言った通りド滑りしたからもう話さないし!気が向いたら話す!!!


卒業式では「今日もあしたも明後日も私はこんな自分が好き」と言いましたが、それも私が今までイタいと思って言ってこなかった言葉です。なんか青春臭くてキモいけど。痛くても肯定しようと踏ん切りをつけるための、最後の一歩でした。最終面接では一ます戻ってしまったので。後夜祭はさらに踏み出したもう一歩。

「ダークサイドポムポムプリン」決まってたでしょ?


「地下アイドルみたい」って敬遠してた言葉でしたが、今となっては私からすると誉め言葉です。皆んなのアイドルへの思いとか、実際地下アイドルやってる人と関わることで、認識がどんどん変わっていった。アイドル目指すなんてイタいことすんのやめてと言う人がいたが、アイドル目指すのはイタくも何ともないよなと思います。正統じゃん。真っ直ぐで綺麗な感情だ。アイドルも最高。だけどもっともーっとトゲのあることがしたい。それってなんだろう。まだまだ人生模索中、就職したって色々やる。諦めないぞ、私の人生。22の若さで女、まあまあの顔の人間、だからこそ、何かしないと気が済まない。

だって汚いおじさんが急に私になったら結構嬉しいんじゃないかなと思うし。これは若さと未経験ゆえの傲慢だと思うけど、全然今はこれが真だと思ってる。


改めて思うと、2019年、私にとって本当に苦しみの年でした。もう一度味わいたい快哉と、もう二度と味わいたくない辛苦とを、沢山経験しました。だけどこの経験を経て、私は自分のイタさに箔が付いたと思ってる。とことん極めてやる。

いくらでも嘲笑ってほしい。気持ち悪い、なにこいつ、まだこんなことしてんの?22にもなって恥ずかしくないの?って、ずっと思っててください。ただ、寂しくてたまらないので、忘れないでください。  

「そんな人もいたね」って。小さく口を歪めて、それだけでいいので。


何年もして随分と老けた私は、この文章を見たらせせら笑うだろうか、痛いやつ苦しいやつ、寒いやつと言うのだろうか?

頼むからそれだけはやめてね。


ではまた。

amane

存在していたが存在しない彼女と私


「久しぶりー!Twitterのアカウント作ってみた、よろしくね!」とリプライが来て、見てみれば同じテニスサークルに一時期所属していた女の子が、新しくアカウントを作ったようだった。

へえ、もう何年も会ってないのに、、ずいぶんと律儀なもんだな、、しかもなんで私、、と思ったが、久しく会っていない子が自分のことを覚えているというのは存外に嬉しく。私も「久しぶりだね、よろしく〜!」とリプライを返した。韓国行きたいというツイートに突然彼女も一緒に行きたいというリプライがきたりして、えぇっ、すごい距離の詰め方だなと辟易した。


それから突如として彼女からTwitterでDMがきて、他愛もない話をすこしした後に、「留学先でラインは使えないから、メールアドレスを教えてほしい」と言われ、「はぁー、そんなこともあるんだ。まあ教えとくか。」と思い、自分のメールアドレスを送った。どうやら、留学先は日本語を使う機会が少ないから日本語で話したいみたいなことを言っていた。私は思考が浅いので、そこでなるほどなー!と思ってしまった。冷静になってみると、DMできるのにメールアドレス聞いてくるのはおかしい。

下記が、存在しない彼女のアカウントとのやりとりだ。彼女がアカウントの削除をした、もしくは送信取り消ししためか、私の文章しか残っていない。

f:id:amane0117:20191206153443j:plain

この後私はメールアドレスを教えた。

しばらくすると彼女らしき人間からメールが届き、一緒に登録するから写真が欲しいと言われたので、自撮りの写真も送った。最初は画質が悪かったので、もっと画質が良いものをおくるように言われた。はぁ、まぁいっかと思い画質の良いものを再送。


そしてDMで、日本語で話したいから電話してもいい?ときた。電話番号はちょっとなぁ、と思っていたら、Instagramでも電話ができるとのことだったので、じゃあまあいいかと思いInstagramで電話をかけてもらうことにした。しばらくして、Instagramからビデオ電話のようなものがかかってきて、彼女の姿は特に見えなかったが、私はビデオをつけながらぽつぽつと三田祭が近くて〜とか、最近のことについて話した。

彼女の近況は大変そうだった。アメリカに留学していて、学校の課題がすごい量でつらいとか、差別もまだあるし、いいことと悪いことは半々かな、みたいなことを、つらつらと述べられた。本当に相談するテンションだったので、私も結構真摯に聞いてたと思う。「あー、なんかわかるかもなぁ。私の母も高校アメリカにずっといて、同じようなことを言ってたよ」と返したことを覚えている。

まあまあの時間話した。1時間半くらいだろうか?その間、特に何か怪しいなと思ったことはなかった。時間を聞くと即座に向こうの時間を答えてきたし、なんとなく記憶にある彼女の声より、少し声の高い女の子の声だったが、ハキハキとよく話し、就活の相談なんかもした。最後の方は話題がなくなってきて、眠かったのもあって私からそろそろ寝るね〜と言って切った。

皆さんこのブログを読んでる方はなんとなくお分かりだと思うが、私は人付き合いが苦手で、さらにいうと女の子の友達とラインしたり、ましてや電話することがほとんどない。だから、この経験は割と貴重な経験だった。こんなやつでも久々に友達から興味を持ってもらえたのは、なんとなくうれしいなあ、ほっこりしちまうなとなっていた。今考えると本当に馬鹿である。こういう私みたいな奴が、優しくしてくれた人にまんまと騙されたり、詐欺に遭うんだと思う。


結論を言うと、彼女は存在しなかった。


いや、彼女のフリをした、誰か他の人間。

それも女の子か男の子かわからなかったのだ。

声の主は確実に女の子だったと思うし、絵文字の選び方もかなり女の子寄りではあったので、私は彼女のふりをした人物は女の子なのではないかと踏んでいる。


「勝手になりきられて、Twitterも作られて、いろんな子にDMして、電話番号とか聞いてたらしい!これ、私じゃないよって伝えたくて…」と、先日、当人からまさかの連絡が来たのだ。あの日以来、何度か電話を打診されていたが、時間が悪かったりして、2回ほど断っていた。その連絡が来る前の日も、電話しようと言われて、instagram、使えなくなったから友達のアカウントから電話してもいい?と聞かれて、そんなわけあるかーい!!これは本人ではないな、という疑念が78%ほどに膨れ上がっていた。しかし残りの22%は? そう、信じていたのだ。

私だけではなく、他の女の子にもDM送っていたのか、とちょっと落胆するほどには、なりきり犯に絆されていた。


しかしなぜ?なぜ彼女はそんなことをしたのだろうか。

彼女は電話で、あまねは細いし羨ましい、最近の動画見たよ、Twitterに載ってたやつ。と仮装していた時の私のダンス動画に触れて、かなり繊細げな様子で私はすぐ太っちゃうから…と述べるので、私の警戒心は溶けて揺れた。

もともと私は彼女のことをほとんど知らなかったし、SNSでしか見かけなかったので、彼女は堂々としていて素敵な人だなと考えていた。そこからそんな風に悩ましげな告白をされると、そんな一面も持っているのか…と絆されてしまった。

それは存在しない彼女自身の本当の悩みだったのだとしたら、私はいつでも相談に乗るし、純粋に褒めてくれたのがとても嬉しかったから、誰かのふりをしてしまったことなんて気にせず、私にいつでも話しかけにきてほしいと、そう思っているのだけれど。この想いが、本当の姿のあなたに届くことなんてあるのだろうか。

ここはあなたの見える場所なのだろうか。

見えるのはいいことなのだろうか。

見えないのは悪いことなのだろうか。

冬の寒い風が、空いた心の隙間に響く。

つまり、私はあなたが存在しなかったという事実が、寂しくて仕方ないんだと思う。


だめだ、エモい感じで締めようとしたけど、メールアドレスと写真ぶんどられてるし、安心はできません。皆さんも騙されないように気をつけて生きていきましょうね、これはマジ。


ではまた


amane

ダンスが苦手な話と、NAVIへの感謝


最後の三田祭が終わってしまいました。もうあのステージに立つことはないだろうと思います。こんなダンスのド下手くそな私をステージに上がらせてくれて、NAVIの皆さんには本当に感謝してもしきれません。あー、もっと練習すればよかったなぁ。沢山迷惑かけてすみません、あの子の「四年生なのにキャパわかってない」っていうコメント見た時、本当だよなと思いました。でも最後の年だから挑戦したかったんだと思います。付き合わせてしまって本当ごめんね。


苦手なんです、ダンス。中学の頃、ダンスが必修になった時は「終わった」と思いました。中1の時、6人チームになって当時流行だったAKBをやることになったのですが、私のダンスが下手すぎて、リーダーの子にはいつも笑われてキモいと言われ、私以外のメンバーも私が動くたびにせせら笑いをして、体育の時間が永遠に終わらないんじゃないかと錯覚さえしました。小体育館のすえた匂いと生温い日差しが今でも思い出されます。青春という皮をかぶった地獄。

体育祭で好きな先輩が応援団だからという理由で応援団になって。その時は少女時代を踊ることになって死ぬかと思いました。応援する団じゃねーのかここは、え、お、踊るんか…?好きな先輩が嬉々として少女時代を踊ってるのを見るのは眼福でしたが、一人だけガン浮き、居残り練習みたいな感じでやはりしんどかったです。


私たちの学校の演劇部は少し特殊で、ダンスもします。しかもなんかかわいいやつ。ミュージカルとかそういうのじゃなくて、オープニングアクトとしてperfumeとかやってました。これもできんかった。なぜリズムに合わせて手と足が交互に動かせるのか、はてなが止まりませんでした。「わからない、諦めよう」のモードになるとダンスって本当ダメで、一切の進捗が生まれなくなる。もちろん、わざわざ時間を割いて私のためにみんなで教えてくれるのは本当に嬉しいし、ちゃんとしなきゃと思う。でもそれもまたしんどいし、身体は思うように動かないしで、中高とダンスで成功した記憶が本当になかったんです。サークルでもダンスはしたくないな、自分の得意なことを生かそうと思ってました。


しかし私が高3の時NAVIができたばっかで、その頃KPOPにありえんハマってたので、踊る要員以外ならできるかもと思い、受かったら絶対入ろうと思ってました。ただ、もう1つ絶対入ろうとしてたサークルで放送研究会っていうやばい場所があり、そこの拘束加減がエグく、3年までは練習まともにいけなそうなので入れませんでした。(実は2年時にNAVIのdmに入りたいと送っていた)てかなんなら、3年なって入るのもアレだなと思ってもう入らずに終わろうかなと思ってました。踊る人として入るわけじゃないし諦めようと思って、3年の新歓期間もう一個入ってたテニサーの勧誘をサボり、ぼーっと本を読んでたら

「こんな所で新歓期間に本を読むとかお前絶対面白いやつだろ、よし、NAVIに入れ!」と金髪の細長い人にすごい勢いで言われて、運命の歯車の存在をにわかに信じてしまいました。

でもダンス苦手なんで踊りたくないですって散々言ってんのに体験会来させられて、(本当このくらいの強制力ないと入んなかったと思います)KARAのSTEPをあつしくんに教わるのですがまじで身体が動かずやっぱ入るのやめようかなと7回くらい思ったのですが、まあ入って衣装とかの係になるとかでもいいかなと思ってとりあえず入りました。そしたらfromis9踊ることになってて「ギェーッこの曲好きだけど踊りたぐないょぉぉ」となったのですが、ジタバタしてても新入生発表会本番が来て、意外と楽しかったのでまだこのサークルにいようかなと思ったんですよね。それから1年半くらい経ちましたけど、自分なりにダンスというか、音に合わせて動けるレベルにはなったかなと思います。本当教えてくれたみんなありがとう、、、、!


NAVIは不思議なサークルです。色んな個性を来るもの拒まず去るもの追わずで受け入れて、厳しさや険しさがあまり無い。国際色が豊かだけど、それをブイブイ言わしてる人もいない。のびのびとした場所です。ハマる人は本当うまくハマる環境だと思います。私なんて3年から入った扱いにくい人間なのに、みんな優しくしてくれて、しかも期が下なのに敬語使ってくれる子までいて、(というか大多数敬語だよねなんか本当ごめん)なんなんだこのホスピタリティー、ハートフルな雰囲気は、、、と思いました。あまね様ってなに、、なんなん様って呼び方、、放研じゃ考えられないですこの扱い。放研ではまじで煙たがられて生きてきたんで、NAVIめっちゃいい所だなと思います。(((放送研究会もいい所だけどね)))ただ、できてからまだまだ年数が浅いのもあるけど、幹部たちは本当に大変そうでした。お疲れ様だったね。ありがとうございました。


それでは最後のMCで言った言葉で締めたいと思います。


こんなに表現力があってダンスの上手くて、ケーポップへの愛溢れる人たちと一緒にステージを作ることができて本当に良かったと思ってます。NAVI、大好きです。皆さんもこれからぜひNAVIを応援してください。


ではまた。


amane

三田祭準備日に思うあれこれ


光り続けるオパールのようなこの瞬間たちを、私はどれだけ覚えていられるだろうか。


眠さに目を擦りながら耐える朝日も、一歩踏み締めるだけで悲鳴を上げる脚も、今日から始まるいくつものステージへと集約されていく。


部屋に積み上がった書類の数々。びっしりスケジュールに入った「三田祭係」の文字。去年の10月3日、このグループにポンと入った時は、自分がサークルでこんな存在になると思ってませんでした。全体練で叫んだりとか、ファンカム撮り続けるオタクさらけだすとか、考えられなかった。


てか正直に言うと、4年になったら辞めてるかもなと思ってました。3年の時はあんまり曲数出なかったし、友達も少なかったし、3年なのに4期っていう立ち位置の難しさにめっちゃ辟易してて周りも同じかそれ以上に辟易してて。全体練とか、いても気づかれない。ダンスも自信なくて下手で。(いや今でも下手ですが)本当に存在感薄くて、馴染めなかった、というか、馴染む努力をしていなかったんですね。


しかしそんな私が、ここまで色んなとても偉い(とても偉い!)幹部の子達と気兼ねなく関われるようになったのは、自分がしてきた三田祭係の仕事のおかげだろうなと思います。これやってるなら、まぁちょっとはこのサークルに貢献できてるのかなという、自信につながったのかもしれません。えっ、ハァ?就活のESっぽすぎてなんかやだなこの文章。うーん。しんど。


またしても正直に言うと、一人で抱え込み芸人の私は5〜7月の段階で本当しんどくてですね。なんで就活生の私がこんなことしなきゃいけないんだとか、最近はまぁ仕事振るの下手くそで自己嫌悪になるとか、馬鹿なりにいろいろ考えたり悩んだりしてきました。

今思うと一番よく泣いて苦しんだのはメインステージを土日にできなかったことかなと思いました。毎日泣いてましたね。まじであの辺は延々と泣いてた。どうにもならなさすぎて、でも悔しくて、三田実に毎日嘆願電話をしていたのです。なんだかその甲斐あってなのかわかりませんが、「時間制企画で、教室を南校舎ホールか西校舎ホールにするとか‥」とボソッと言ってもらえて、「なんすかそれ!アツい!」と食いついたのが、今年三田祭でナビが西校舎ホールを使うことになった経緯です。(とてもざっくりとしたまとめ方)


しかし、そんな経緯とかもうどうでも良くなるくらい、全員が作ってきたステージがお披露目されるのが楽しみで仕方ありません。やばいかんなまじで。今の今まで、不安の方がずっと大きくて、できんのかなこれとか、いや46曲って曲数バグってるでしょとか、なんか、西校舎ホール取ってきたはいいけど自分がそんな交渉をしたのは間違ってたのかなとか。

めっちゃ考えました。時折ふと怖くなって、部屋で膝をついて泣いたこともあります。(そう、泣き虫なのである。)

だけど、ここ数日でなんとかなるしなんとかするし、曲のそれぞれに輝きが生まれたなと実感したので、なんか勝手に安心しています。宝石箱のようなステージになってると思います。えっこんな偉そうなコメントを…?!私は誰なんだ…?まじ平部員ですが、平部員なりによくよく考えても、本当にいいステージ達なんです。本気なんです皆。めっちゃいいぞ。うん、めっちゃいい。


と言うことで宣伝を挟みます!!!!!!


みんなきてね!!!!!!差入熱烈歓迎!!


三田祭2019 STAN NAVI


21日メインステージ

16:05〜17:00


22日西校舎ホール

11:00〜14:00 第一部

14:30〜17:00 第二部


23日ミニステ

10:00〜11:30 


23は演舞場、24は後夜祭もあるよ!


よっしゃぁ!では!会場でまた!!!


amane

ウェディングドレスが着たかった話


あの子はあの大学のミスコンテストでグランプリをとって、涙をたたえた美しい満面の笑みでこちらを向いていた。

手で持つには大きすぎる賞状と、彼女を彩るのはもちろん、ドレープの豪奢なキラキラとしたウェディングドレスだった。


光り輝くデコルテ、可憐に巻かれたヘアスタイルは、この暗澹たる私のSNSの中ではより一層、燦然と光り輝いた。

もちろん、おめでとうの言葉を満面の笑みで送ったが、その一方で、私の中に言い表せないもやもやした苦しみを覚えた。悔しさや、羨ましさや、それでもすごいね、素晴らしいねと称揚したい気持ちとが、まるで作ってる途中のねるねるねるねみたいに心の中でドロドロの渦を巻いた。身の回りの人たちが彼女を称賛するたびに、ゆっくりと私の周りが窪んでいくことを感じる。遠い。

でも、すごくすごく素晴らしい結果だと思います。誰とは言いませんが、本当におめでとう。


あぁ。いいなあ。これ言うの何度めだよって感じですがまだ言います。私もミス慶應でウェディングドレスが着たかったです。


ミスコンテストでウェディングドレスを着るなんて、形式的で前近代的。「えー、確かに、なんであれってウェディングドレスなんだろ〜」

と思う人もいるのではと思います。


でもやはり、「女の子の憧れ」を方程式化したと言ってもいい、正しく憧れど真ん中のウェディングドレス。

真っ白でふわふわで、キラキラの飾りがあって、手袋をつけて。着るとまるでお姫様みたいになれてしまう。


こういうものを、阿呆らしい、そんなもの着たって一時しか意味をなさないと考える冷徹な自分もいますが、圧倒的に「かわいいー!やばーい!ゥチもお姫様になりたーい!一生でいちばんかゎいい瞬間っしょ!アゲ!」と言う自分が上回ってしまいます。マジで。


まあ、あとオタク的には、推しの一番綺麗なところ見たいみたいなところあるじゃないですか。昔、少女時代のユナが「Time Machine」でウェディングドレスになった時があって。その時にもう胸を射抜かれてしまいました。あと、「総理と私」ってドラマでもやってて、これが超かわいいんです。胸キュン必至ですよ。


女の子自身の夢でもあり、オタク的に見たいところでもある、ドリーミングな組み合わせなわけです。どっちの部分も持ち合わせる私にとっては本当に夢でした。なんなら高校でガリガリ勉強してる時から着たかったです。ドヤ顔したかったなぁほんとに。は〜


「そんなの結婚式の時に着れるからいいじゃ〜ん」

いや、結婚 とてもしたいんです。

というか こどもとすごしたいのです。愛でたいんです、、お子を、、お子を愛でたい、、

ただ、「amane ✖️ 結婚」という文字列の不確実性やばくないですか?


私めっちゃ野望があって、自分の子供の授業参観で「お前の母ちゃんめっちゃ美人だな!」って言われたいんですよ。

これどんなコミュニティでも言ってるんですけど、この間Twitterで呟いたら、辞めたサークルの先輩から「来世に期待だね!」ってリプが飛んできて。その場で目が回って十分くらい動けなくなりました。私そんなに結婚遠そうなんですね。今世諦めたくないョ、、


というか、ずっと話してすらいなかった辞めたサークルの先輩、久しぶりなのにこんな気にかけ方をしてくださってありがとうございます、、、。私は気にしぃなので、ブログで取り上げさせて頂きました。すみません。っはー、、、おこったかんな!許さないかんな!

マジ今世で実現しちゃうかんな………?


にしても、ウェディングドレスは(まだ)着れないですが、ミスiD2020 の授賞式では、せっかくなのでバッチバチに決めてイブニングドレスを着て行こうと思います。私は私なりの方法で、お姫様になって、授賞式当日は最強のミスiD2020になっていこうと思うので、ファンの皆様はついてきてくれると嬉しいです。もう審査期間終わったけど…。

ファンじゃねーよブス、という方は、ぜひabemaTVをインストールしてくださいね。


ではまた


amane

ビードロの記憶たち

瞬間的に感じる


「もう一生この人達と、こんなことはしないだろうなぁ」


そういう時の感情は、いつでも出して手にとって四方八方から眺められるように、ビードロの中に入れておいて、リボンを巻いておくのだ。頭の中の引き出しに小分けにしたものが、たくさん入っている。いろんな色をしているので見ていて飽きない。透き通った水色に黄色が入っているのもあれば、なんだかばっちい色合いのものもある。うーん、なんだこれは?へんな色の液体が入ってる…?まぁいっか。


ミスIDを受け始めたエントリーシートから一貫して言っていますが、人生は、一度しかないんです。人間に生まれるってすごいことです。この世界の何になれるかなんて、私たちは選べない。一読者であるあなたとわたしも、同じ星に、人という生き物に生まれた。こりゃあ、とんでもないミラクルロマンスなわけです。うむ。そもそもこんな天文学的確率のもとに生まれた我々。それが、友達の友達だとか、酔っ払ってノリで仲良くなったとか、SNSのメッセージを交わす、だとかひょんなことがきっかけで出会う。どんどん仲良くなっていく。更には、これからさらに飲もうか、映画でも見ちゃおうか、カラオケにでも行っちゃおうか。だなんて。数じゃはかりしれないくらい末恐ろしい確率の上に起こる出来事なのです。


そんな時私は、あーこのひととき、全て大事にしないとな、忘れたくないな、と思います。

まだまだ若くて未熟で、愚図な私ですが、それでも大事な記憶がたくさんあります。もう二度と実現しなさそう、だけど、ひょっとしたらまたあるかもしれない。「場面で行動」なんて、その辺の大学生たちはよく言ったものだけれど。たしかに映画ならば、あのひとときはワンシーンにも満たない。あなたと私との共演は、カメオ出演の域を出ないけれど、それでも忘れないでいてくれれば嬉しい、と今日もずらりと並んだ遥か遠くまで続く記憶の引き出しを見ながら。


しかし、かなしいかな、人間は忘れてしまう生き物なので。わたしがどこにしまったかわからなくなったときは、ビードロの色を教えてください。あの時、周りにはなにがありましたか。あなたはどんな色の服を着ていましたか。わたしの表情はどんなでしたか。

そしてまたもう一枚、薄くビードロを重ねて、新しい色をつけてもいいですか?


ではまた


amane


ブスは病ですか?


小さい頃から清く正しく美しくをモットーに育てられてきました。そしたら、なんとこうなっちゃいました。えへへ。

とにかく美しく。優しく清らかな心で、道徳を守り、言葉遣いにも気をつける。嘘じゃないですまじで。家訓みたいなレベルで刷り込まれてます。えっほんとですよ、なんですかその目、、!疑ってますね?育ち悪そう?まぁ、地元は川崎は高津でしたので、そういう面もあるのです。小学校は大荒れでございました。


小学2年生くらいの時までは、母から見た目に本当に気を使われていました。二子玉川高島屋で購入した数ある子供服コレクションによって私の1週間は彩られ、眼鏡もアンファンの特注品でセルロイドのテンプルをわざわざピンクにしてもらいました。(豆知識、私は小6まで眼鏡っこでした)

母はピンクのメゾピアノのワンピースが、私は薄緑のラルフローレンのワンピースがお気に入りでした。よくこれ着なさいねって渡されるギンガムチェックのピンクよりも、ストライプのベルトがついた薄緑が好きという。ちょっとキャラ出ますね。そこから学年が上がるにつれボーイッシュな格好したり眼鏡もトミーヒルフィガーのやつに変えたりしてたんですけど、まぁそれでもキレイめな感じじゃないですか。


私は小学校ではどの学年でもブス扱いでした。


うわっよくある私可愛くなりました!頑張りました語りが始まりそうな雰囲気が一気に濃くなりましたね。大丈夫ですまだ私発展途上なので、、。このレベルで満足したくないです、本当に美しくなりたい、、。


小学校の卒業写真とかやばいんです。本当に。眼鏡だし、なんか前髪片側だけ伸びてて変だし。太ってるし。オタク感すごい。


ここで1つ疑問を投げます。


ブスは病なのでしょうか。


この言葉、すごい直接的な言い方ですし、人前で発するのはあまり得意ではないのですが、、(本当です!大学の時の作品とかで使ってたのはその方がキャラクターが立ちやすいからと言う理由以外何物でもない)

今私が定義するブスは、初期カードであまり戦闘力が高くなく、見た目について努力を特にせず、さらに現状のままでいいと考えている人のことです。


小学校の頃の私みたいな感じです。眼鏡で可愛くなかったのと、性格がエキセントリックなので結構いじめられてました。わかりやすくはぶられたり、「菌」になったこともあります。

めっちゃ周りからの意識が過剰。自分の中でも病気みたいな扱いです。ブスなの治んねえし多分これから先も治らんな〜って感じでした。


中学とか高校まではスターターキットで勝負になってしまいますが、人間って大きく金をかけると整形して顔を変えられたり、人に見られるという緊張感で見目に気を使うようになったり、お化粧という魔法があったりするじゃないですか。学習してトライアンドエラーを幾度もすれば、結構いい感じになる人も多いと思うんです。女の子は特に。病って直す手段が限られてる気がするんですけど、ここを考慮するとブスは病って感じじゃないですよね。

だけどそのトライアンドエラーのやり方もあまりよくわからないし、学ぼうとしても怠くて、他にテニミュとか熱中すべきと考えているものがあったりしたので。親からは高学年になるといつも呆れられていました。「オタク…どうしてこんなふうになってしまったのかしら…」みたいな感じですね。いやはや〜困った困った


美しくなることのメリットは多分に存在します。それを教えてくれる人がいないんですよね。なぜ美しくなるのか、どうやって美しくなるのか、普通に生きてると教わらなくないですか?学校でもやらないですし。周りからの反応や親から学ぶのかもしれませんが、もっとしっかり教えてもいいのでは、、、?いや、でもマナー講師のノリで美の専門家来ても腹立つな〜。


そういえば、見た目に気を使われない方で、自撮りを趣味とされる方や有名になっている方がいますよね。で、ff外の人があまり見目に気を使わない人が撮った自撮りに対して、痛烈に批判したり、普段は盛り盛りの自撮りを上げてる人の素顔を晒して批判したりされることって割とあるじゃないですか。


本当に美しくないなぁと思います。せっかくなら批判するのではなく、美しくなってもらうようにさりげなく褒めた後に諭すとか、そういうやり方もあると思うんです。めんどくさいかな、いやまぁめんどくさいけど、何もヒント与えずぶっ叩くの違くないですか?その点私のフォロワーは私の論点がズレてるとすぐに直してくれるのでありがたいです。今ずれてますねこれは。こんなブレブレのブログも読んでくださってありがとうございます。


当たり前のことをいうのですが、ブスは病なんかではなく、概念ですよね。病のようにはめ込んで認識するのは圧倒的に誤りです。それは当事者もまた然りです。はめ込んだら負け感。

私もさしていいとは言えない見た目ですが、非常に心苦しいながら審査のために1日に一度くらいは大して面白みもない自撮りを上げたりするわけで、、。


言えないんですよ、、私ブスだから!とか、、言いたくないというか、言ったら今まで努力してた自分にめちゃくちゃ失礼だし。

ただブスな日はありますけどね、何してもダメで、化粧しても盛れなくて、もう外出たくないな〜って日は圧倒的に、あります。


何言おうとしてたんだっけ。えーまとまらない。美醜とかしらんし。ねこちゃん好きです。

まあ、これからも清く正しく頑張ります。

手段は問わず。


ではまた


amane