どうということもない

どうということもないけど 忘れたくない

あー逃げようと70回唱えた


道端に落ちたビジネスホテルのスリッパが目に入るだけで、そのことで頭がいっぱいになる。君はどうして捨てられちゃったの?

ああ、いくらでも好きにすればいいんだ。


別にこの空間にいるのが嫌だとか、課された課題から逃げたいとかそんなんじゃなくて、自分の決めたことすらまともに守れない自分に嫌気がさしてるだけだと思う。この文はただの独り言のぶつぶつなので、いつもほど面白くないと思う。さして、いつもの文も別に面白くないけれど。

私は私に対してなんでもできるって思いすぎてると思う。思い上がってるというか、買いかぶりすぎてる。なんかそんな感じ。バカでなんもできない自分を少しでも認めて、無理難題を課し過ぎたり、人生は短いからとかいうバカな理由でなんでも手を出すのはやめなよ。ホイホイ返事をするな。だけど大事に捉えすぎるな。もっと客観的になれる。そのせいでいつも泣いたり吐いたり熱出して、周りに迷惑をかけてるんじゃないの?冷静になればわかることが、すぐわからなくなる。22歳にもなって少しも初歩的なことができない。


でも、それで良いじゃん!人生一度きりだよ、何したって私の勝手じゃん、私しか私の人生にいない、っていうふうに思ってる、ひたすら甘い自分もいる。この部分の私は高校生の頃はグシャってつぶしてたんだけど、今はひたすらこういう向こう見ずな部分の私の成分が大きい。

このまんまでいたら仕事した時にすごく苦労することになると思うんだよなあ。現にしてるわけだし。相変わらずカウンセリングは高い。時間とお金が潤沢にある人にしか精神は治せない。


あー企画通んない。


じゃあもし自分にこの会社で最大の決定権があって、私の考えた企画に本当にゴーサインを出すのかと言われたら、出さないような気がする。もっと現実的で、工数が低くてインパクトが出せるものにするだろうなと思う。こういう言葉は大っ嫌いだ。少しも美しくない。だけど向き合わなきゃ。生まれてからしばらくずっと空想の世界で生きてきた私は、脳内から現実に物事を導き出す能力がすごく低い。端的に言うと私の脳にはイルカとポムポムプリンと小林秀雄が一緒にいる。しかも3人は友達だ。おそらくあのエライひとは、私のそういうとこをすごくよくわかってる。だからこそ、週5で出勤できるかすら不安なんだけど、って今日聞いてきたんだろうな。しらんけど、でも私のことをここまでわかってる人はこの会社に今あの人とあの人とあの人しかいないはずだから、そうなんだろうと思う。全然つらいとかそういうのではない。私にとって吐き出すところがTwitterかここしかない。誰かに言うのは私らしくないというか、まだその段階じゃない。なんか違う気がする。


あとたぶんもう大人なんだからって言いたいんだと思う。大人は自分の犯してしまった間違いに対して、猫みたいに顔をギュッとしてるだけじゃ、許されない。怖がってもくるもんはくるし。大人ってそれが1日に何度もある。私にはその許されないぶんを補う愛想も知恵もない。


学生生活あと残り少し、楽しみなねって言ってくれるけど、学生だからこそできることなんてひたすら学割で幅を利かせるとか、美術館が安くなるとか、そんなんしか知らない。おじさんたちにとって大学生の女は価値があるみたいだけど、もうその価値にかまけてお金をもらうことにも興味がない。若さではもう十分稼いだ気がする。先にも言ったけど私は本当に愛想がない。好きでもない人間にわざわざニコニコ愛想振りまけないから、もうあそこには戻れないと思う。


これから家に帰ったら、大学一年の頃に嫌いだった奴の就職先を聞かれると思う。なんで嫌いな人の就職先なんて知ってると思ってるんだろう。とても不思議だ。もしそれが彼らにとって重要な世界の構成要素の一つなんだとしたら、なんて貧弱な世界なんだろう。


ああどうして今日も、私にとっての世界は少しも楽にならないんだろうか。山手線の新しい車両は白熱灯で照らし出され。こんなに早い乗り物に乗れるのが嬉しいので、今日もなんだか生きている。


あ、ブーツ破れてるんだった。今月二足もだめにした。何が起きてるんだろう。明後日までに買い換えなきゃ。

もういいかな。もう少し書きたくなったら書きにくるけど。


じゃあ、またね


amane